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映画「FOOD,INC.(フードインク)」★★★☆☆

はてなブックマーク - 映画「FOOD,INC.(フードインク)」★★★☆☆

『食品添加物がとても怖くなるよ~、ファーストフード食べられなくなるよ~』と、人からオススメされて貸して貰ったやつである。

一言で言うと「発展しすぎた資本主義社会の弊害を描いた映画」だと思うがなぁ。食品添加物云々じゃない気がする。主にアメリカ国内の食品問題についての視点で、大企業が政府に刺客を送り込んでて農務省がフヌケになってて、必要な法案も裁判で通さないような異常事態でこの国おかしいんだよ!!!とか、が前半。後半は食品業界で働く労働者の格差問題とかも。農家と食品関連企業との一方的に弱み握られてる問題が一番重いかな・・・後半の遺伝子組み換え作物の特許問題すげぇな。企業があまりにも力を持ちすぎている国。

この映画を見て「ファーストフードはもう食べない!安全なものを選んで食べよう!!」と思う人も、確かに多いと思うんだけれども。一番これ見てて思ったのは、日本の農林水産省はまだここまで酷い状態じゃないよなぁという感じかな。

食の問題を語るに当たって『農薬は悪』『安心安全な昔ながらの手間隙かかる農法で食品を作る努力をするべき』『マクロビ!!』とかに思考が偏ってる人とは、私は上手く話せないというか。それって平和な先進国の中の一握りのお金持ってる安全な立場に居る人ならでわの思考なんだろうなぁと。それはそれで間違ってないし、食へのこだわりは自由だと思う。

私は、なんだかんだで食糧問題を学校で習って刷り込まれている経験もあるので。世界規模で見て『今現在、人間が増えすぎていてパンク状態である』という、この映画では「表面的な問題だ」と語られていた事実がいつもこの問題を考えるに当たってつきまとう。途上国では食糧難の状態が続いている地域もある。例えば作物を例にすれば、地球上の農地と資源(水や肥料)は増えたりしない、一定の数しかない。そこに人間が年々、何億人も増えているわけで。医療技術の進歩で人間は幸か不幸か昔よりも死なない。どんどん増える人間の胃袋を満たすためには農地が足りない、資源が足りない。

作物を密集した状態で育てようとすれば、病害虫が発生して酷いことになるから、新しい農薬が開発されるし、品種は改良されて、今や遺伝子組み換えにまで人間は手を出している。利益追求のための悪どい手法と揶揄されることが多いけど、世界中の人間を飢えさせないためには必要不可欠な技術革新として信念もってその仕事携わっている人も居る。食品添加物も、同じかな。食糧生産の工業化を悪いことのように言う人も居るけれど、じゃあどうするの?飢えて死ぬの?って理論は飛躍しすぎなんだろうな。実際私も、豊かで平和で安全な国で暮らしているのだから。ここまでの考え方は教育の賜物なのかもしれない。そう教えられたからそう考える的な。

結局、その教えられてきた事実を頭に入れると、少ない農地で少ない資源でも、効率的に、季節を問わず、1年中莫大な量の作物を収穫するために必要なことは『効率化』この一言。・・・というのは何十年も前に実行に移されて、インドの「緑の革命」とかみんな社会化で習ったはず。

「緑の革命」ってどんな革命だったの? | web R25

世界人口70億人突破 食料危機のホントに迫る | NEXT NIPPON

もうこの効率化はかなり成功している域に達してるという見方もある現在。

体に悪い食品添加物や農薬やらの問題は、この工業フードシステムの弊害でもあって、かといってこの工業フードシステムが存在しなければもはや人間は飢える。そいでもって、そこに資本主義という概念が絡み付いてくるせいで、過剰生産とか利益追求のための無茶が祟って、問題をどんどん複雑化させている、というわけで。

合理的な工業フードシステムが実現していくのと同時に、富の再分配を義務付けて世界の食料事情を底上げするようなシステムの必要性とか、そんな一歩先行く壮大なもんを考えたりするかもしれないドキュメンタリー映画。ついでに消費者にとっては食品や栄養についての教育が物凄く大事だってことも語ってるね、この映画。

基本は批判。そしてアメリカ国民へ向けての啓蒙。

前半に出てくる、米国におけるトウモロコシ生産の話しは、食料だけでなく石油の代替エネルギーとしての利用価値も語っていいと思ったがな・・・。O-157の発生に結び付けてるだけなのが残念だった。燃料のバイオマスエタノールを作るために輸出したりとかで価値が上がってるからこその大量生産もあるんでないの?と思ったが。でもバイオマスエタノールも作るに当たって石油使ってるし・・・ってので、あれも色々問題あるけどな。C4植物の光合成能を品種改良でより高めてしまった人間は凄い。トウモロコシで何でもかんでも作ってしまおうとする食品工学の研究者も凄い。

バイオマスエタノール - Wikipedia

あくまでも、アメリカの映画。日本はどうなんでしょうね?食料自給率が低すぎて、食糧問題の多くは輸入元の海外で起こっていることだから、なかなか現実を見ることが出来ない国なんだろうなぁ。少なくとも、日本の農林水産省は企業に対してすぐに業務停止命令を出せる権限をちゃんと持ってるから、それだけでも安心してみたりした。あと遺伝子組み換え植物もまだほとんど入ってきてないしな。

農林水産省/日本の食料自給率

色々考えるね、ドキュメンタリーは。資本主義って何だろう?って銀河英雄伝説見た時みたいに考えちゃう。あっちは帝国主義vs民主主義の話だったが。
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【2014/08/23 00:00 】 | トモトモニッキ妄想系 | コメント(0) | トラックバック(0) | ▲TOP

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